遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

かたっぱしからしらみつぶし

昨日買い物してたらたまたまおつりの中に旧五千円札が入っていた。

久しぶり!新渡戸稲造!!

 

今の樋口一葉のお札が出始めたのが2004年くらいとのことだから、もうお札が変わって10年くらい経つわけで。

お札過渡期の頃にはとくにありがたみも感じなかったけど、こうしてすごく久々に新渡戸稲造のお札を見るとなんだか使うのが忍びない。取っておこうと思う。

 

あとデザイン的に気になるのが、旧五千円札って透かしが横にあるんだよね。お札の真ん中ではなく。ちょっと変わってるよね。そして思ったのが「こんなに茶色かったっけ」ということ。国立印刷局のHPに行くとお札の使用時期や特徴が書いてあるのですが

独立行政法人 国立印刷局 - お札の基本情報~現在発行されているお札~

今のお札って思った以上に繊細でカラフルなんだなと思いました。

「カラフル」って印象ないかもしれないけど、古いお札と比べると明らかにカラフルです。今度見てみて。

 

そして思ったのが、「そういや新渡戸稲造ってなにした人だっけ」ということ。

お札使っていた頃は普通に覚えていたと思うんだけど、人間の記憶力は本当にしょぼいですね。ワールドワイドに活躍して国連の事務次長も務め、『武士道』を著した人でした。お札に地球も描いてあるしね…忘れるもんですな。

 

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地球で思ったけど、そういえば私は地球儀が欲しいんだった。

おしゃれ雑貨の代表でもあるけれど、子供の頃地球儀好きだったんだよね。

サッカーボールくらいのサイズのそこそこいいやつが欲しいです。もうちょっと家が広くて置く場所がそれなりにあって財力もついたら←

 

いかにも「社会科」 って感じに国別に色分けされてるわけじゃなくて、地形に合わせて色や凹凸がついてるやつがいいです。さわり心地大事。

 

地理を選択していたけど、地図見るのって楽しいよね。

地理の楽しいところは、地形、気候が産業につながり、産業が交通につながり、交通や産業が都市・人口につながる、というように地図見てるだけで全部話がつながるところです。それを自分で気づいて「だからこうなのか!」となった瞬間は「ふおお」とテンションあがります。なので高校時代に使っていた地図帳をいまだに引っ越しのたびに持ち歩いているというね。開かないのに…、いやモノより思い出(と知識)。

 

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地図見てるのが好きな人だったら一度は訪れてほしいのか以下サイト。

imgcity.chirijin.com

 

地図が大好きすぎて、市販できるくらいの精密な地図を「妄想で」作っている人「地理人(今和泉 隆行)さん」のHPです。駅を中心に市街地、郊外の住宅地、山あいにある大学、交通網、なんだったら鉄道の時刻表まで作っちゃった人のHP。全て妄想です。pdfで地図が見れます。あまりにも設定が細かすぎて、タモリ倶楽部の「ひとり国土地理院」という回で紹介されていました。

 

いや、妄想で地図ってなかなか描けないよ…?実在しない土地ゆえに実際使われるはずがない地図。なのに「見やすさを追求」しているというこの矛盾。そして「作っているときは楽しいですか?」という質問に対し「淡々と作業している感じです」という回答。あまりにも手がかかる割に得られるものが大きくないと気づき5年ほど製作を休止するほど。なんかそのあたり「よかったこの人ふつうの人間なんだ」とほっとしたように思います。

 

でも本当に「こんな地図ありそうだわ」というくらいによくできてるのでぜひPCで皆様ご覧ください。

 

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「ものすごく好きってわけではないけどかたっぱしから淡々とやる」という楽しさはなんだか共感できるようなしないような。私の識字力はその「かたっぱし精神」でゲームの攻略本を読みまくったことで身についたからなぁ。「わけもなくただただやる」っていうのもいいことあるんですね。始めたきっかけは本人にもよくわからんのだけれどね。