上に跳ね上がる線香花火が日常なんですか
工事現場のおっちゃんは線香花火を見ても何も感じないのだろうか。
火花をぱちぱちやりながら溶接する毎日を過ごしていたら、線香花火に憂いを感じることもなく「明日も工事やんねぇとなぁ」みたいな気分になるのだろうか。
工事現場を見てたらそんなことを思いました。
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パイプがいっぱい入りくんでいる工場がある。よく海辺や川辺にある工場なんだけど、何を作っているのかわからない。でもそのパイプがいっぱいくねくね並んでいるだけでなんかぞくぞくしてくるものがある。
地下鉄の通路もよく見るとパイプがたくさんある。狭い通路の天井を見ると、たまに「これでもか」というほどさまざまな太さのパイプが通っている。なんだかワクワクしてくるものがある。
なんでだろうなぁ
わからないけど惹かれる。
工場はまだわかるけど、どうして地下鉄にもあんなにたくさんパイプがあるのだろう。天井を埋め尽くすほどにパイプが引かれていて、それぞれにいったい何が通っているのだろう。太いパイプを天井に張り付けるのは重さ的に危ないから、同じものが通っている細いパイプがたくさん並んでいるのだろうか。
別に答えはわかってもわからなくてもいいのですがね。
工事現場や地下鉄のような人工的で変化の激しい場所というのは、都会にいながらも無意識のうちに冒険心を刺激してくるのやもしれないですね。
そうか、ジャングルジムみたいなものなのか。
のぼれないけど。
ジャングルジムを上りたくなる気持ちが、入り組んだパイプのある工場とかに行ってみたくなるそういう気持ちにつながる?そんなことはないのかしらん。
上り棒も遊具としてはあったけど、ジャングルジムの方がやっぱり好きだったよ、私は。
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いつか海辺の工場クルーズに行ってみたいと思っています。