遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

自信がないなら買えばいい

手元に置いておきたい漫画と、別に一回読んだら満足な漫画では、何が違うのか。

 

私はそこそこ漫画を読む方だとは思うが、家にある漫画はそんなに多くはない。

 

3月のライオン』と

HUNTER×HUNTER』と

AKIRA』と

『鬼灯の冷徹』と

『百姓貴族』と

『インベスターZ』。

(順不同、実家にあるものは除く)

 

一時期は『ONE×PIECE』も集めていたが、売ってしまった。

クレヨンしんちゃん』も全巻持ってたけど、売ってしまった。

しんちゃんの方は後悔してる。

 

自分が手元に置いておく漫画は、「とてつもなく心を動かされた(感動、しびれる、など)」もしくは「勉強になる」のどちらかがあてはまる。

 

最近は「勉強になる」と感じる漫画に注目している。

 

『鬼灯の冷徹』は地獄を舞台にした漫画だが、日本の神話や地獄・仏教などの考え方がおもしろおかしく書いてある。読んでいるうちに自然と知識が身についてしまって、今では初七日、四十九日などの日数がなぜそうなのか説明できるレベルになっている。

 

『百姓貴族』はハガレンこと『鋼の錬金術師』の作者荒川弘さんの農業エッセイだが、北海道や農家の実情がよくわかる。『銀の匙』の方が農業漫画としては有名だけど、『百姓貴族』は画も少しラフなので気楽に読める。

 

そしてつい昨日大人買いした『インベスターZ』だが、これは株・投資・お金の漫画。お金を使うとは何なのか、日本人がこんなにも貯蓄をするのはなぜなのか、投資に対する考え方など、初めて知ることがいっぱいで面白い。

 

 

話題作の漫画は興味は湧くが、一回読んだら「もういいや」となる。正直、人から借りたり立ち読みしたり漫画喫茶に行ったりすれば読めるし、それでいい、となる。

なんだか買ってしまう漫画は、小ネタのような知識がつくからつい手元に置いておきたくなるのだ。

 

 

何かが身につけばそれは自分自身への投資なのだ。お金を払って手元に置いておくだけの価値があると、本能的に感じたときに買っている(たまに失敗もあるけど)。

 

 

もちろんこれは漫画に限った話ではない。

服にしろ、食事にしろ、自分を高めるものにお金をかける感覚を、もっと磨いていかないといけない。

 

人はモノを買うことで、自信を買っているのだ。

「いいもの食べてる」と思うだけで偉くなった気分になる。

学生がスタバで勉強するだけで「自分おしゃれでできる奴じゃん」と思うのと同じ仕組み。マックで勉強するよりも、チェーン店でないカフェで読書かましたほうが「自分ハイソサエティ」って思える。

 

「自分っておしゃれでできる奴じゃん」という思い込みで、行動力が増してしまったりするのだ。だから、学生よりもお金がある今は、ケチケチしないでもう少しお金を使おうと思った。

 

今の若者は消費の欲がなくてSNS映えすることにお金を使ってる、なんてニュースの記事を見たけれど、そんなんじゃだめだ。もっと使おう。もっと自分を濃くしよう。

 

いい服を買って、いいモノを食べて、いい知識を身につけて。

経験と自信は案外お金で買える。

 

※何かあったときのために、最低限の蓄えはしておきましょうね。