遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

25条の毎日

なるべくポジティブに考えようと最近努力していたら、ちょっと面倒なことでもいい方に捉えられるようになってきた。

 

本来は自分がやることじゃないことを頼まれても、「まぁ遠足だと思えばいっか」と感じたり、その帰り道は「いい夜景が見れたなぁ」と思ったり、しまいには「案外いいおでかけだった」くらいに思っていて、自分にびっくりした。本来は自分のことに使う予定だった午後全部持ってかれちゃったんだけど、少し前の自分みたいに「なんだちくしょう」みたいに思ってない。人間は変わるものだ。

 

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最近すこぶる健康だ。

回りでは風邪が流行っているけれど、自分はぴんぴんしている。健康的に眠くなるし、お腹も減るし。特に自分でびっくりなのが、全然便秘してない。前は慢性的に便秘だったけれど。なんだこの差は。

 

健康で文化的な最低限度の生活」が憲法で謳われているけれど、それを実現するのは結局自分たち次第なんだと思う。

 

どのくらいを健康とするかも自分次第。多少の睡眠不足を気にしない人もいるし、多少のだるさを不健康とする人もいる。

どのくらいを文化的とするかも自分次第。本をたくさん読むことかもしれないし、音楽をたくさん聴くことかもしれない。

どのくらいを最低限度とするかも自分次第。私の最低限度はあなたの最低限度とどう違うだろう。いや、比べるものでもない、というか、比べようがない。主観的なものだから。

 

今の私は主観的に見て、なかなかに「健康で文化的な最低限度の生活」を送れている。

そういった私に今求められていることは、最低限度の底を上げていくことだ。ベースアップ。普段のレベルを上げていくこと。最低限度を本当に底の底にしてしまうと、毎日が絶対しんどくなるから。少しでも余裕のあるときに最低限度のラインを引き上げて、毎日をちょっとずつリッチにしよう。

 

平日にも関わらず、ふと思い立って冬物のコートをささっと買ってしまった。

これもこれで、毎日のベースアップ。

 

なんかリッチになってきた気がするぞ。

そんな一庶民もいいもんだ。