遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

バベルの塔ってもっと尖ってて細長いもんだと思ってたけどみんながっちりした城みたいに描くよね

お盆ですよ。迎えて送る、お盆ですよ。

 

私の実家は丁寧に日本の風習を守るおうちなのですが、お盆には提灯を出して、仏壇をお盆仕様にして、きゅうりの馬となすの牛を作って、ということをしています。

子供の頃はきゅうりの馬となすの牛を作るときに、いかに竹串で躍動感を出すかという謎のアートに取り組んでいました笑 茹でたそうめんを一本だけ持ってきて、牛と馬の手綱にしようとしたり細かいところに機微を見出すというw

 

きゅうりの馬は先祖の霊が馬に乗って早く下界に降りてこれるように、なすの牛は下界から霊が帰るときにお土産をいっぱい持ってゆっくり戻っていけるように、という思いが込められているそうです。

 

素敵な話じゃないですか。昔の人ってすごいですね。

 

この前、自動翻訳に関するNewsPicksの記事で旧約聖書の「バベルの塔」の話が引用されていて、あの話もすごいなぁと思うわけです。

 

スライドストーリーで見る、「機械翻訳の歴史」

 

ざくっと要約するとですね。

 

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世界はひとつの言語で成り立っていて、人類はとても栄えていました。人類は「自分たちの凄さを示そう、称えよう」と、天にも届く塔を建てようとしました。

しかしそれを見ていた神様が言いました、「人間がなんだか調子に乗っているぞ、これは言語がひとつでまとまっていてなんでもできると思っているからだ。では言葉が伝わらないようにしてやろう」。

そして神様は人々をばらばらにして、さらにそれぞれが別の言語を話すようにしてしまって、人類は互いの言葉を理解できなくなってしまいました。

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旧約聖書がいつ頃まとまったのかよくわからないのですが、「人々の話す言葉が違う」という現実を「神という存在をもとにすれば理解できる」レベルの話にまとめてしまっているわけですよ。それってすごいじゃないですか。学問がまだ発達していない時代、言語学なんて存在しない時代に、ある意味理屈の通った話を作りあげているわけです。当時の「現実」「信じられていること」をもとにして、「なるほど」と思えるようにしてしまっているわけです。

 

その想像力と文章構成力はすごいなぁと思うばかりです。誰が作ったんだろうね、この話。どこかの聖職者にお告げのように降ってきた話かもしれないけれど。

 

日本の神話とかギリシア神話とかって面白いよね。とりあえず多神教の国の神話はハチャメチャで面白い笑 戦いの女神アテナの誕生とかすごいぞ。

 

ゼウス「頭痛いな~なんだか頭痛いな~、そうだ、頭を割っちゃえばいいんだ!」

 

 頭パッカーン

 

\(完全武装の)アテナ誕生 /

 

 

意味わからんwwww

 

神様なのに不倫しまくってたりもう人間関係ぐちゃぐちゃなのに、でもみんなすごい神様とか、変だよね~逆に身近な感じがしてくるというかw

 

モーニングで連載している『鬼灯の冷徹』という漫画に日本の神話や地獄の話、海外の宗教についてなどなど面白おかしくかいてあります。豆知識つきつつ面白いからおすすめ。

 

なんの話をしていたかわかりませんが、明日明後日は実家でのんびりしてきます。ちょっぴり仕事は忘れよう。