遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

文化・教養を試食するひとたち

東京はずるい。文化があふれて情報があふれて、いくらでも手を伸ばして足を伸ばせばすぐに触れることができて、そして忘れることができてしまう。

 

なんだ、情報のポイ捨て野郎ども。

 

博物館の中で自撮りするカップル。

目当ての展示(インスタレーション)以外には全く興味がなく恋バナを続ける女子学生の団体。

並ぶということに満足感を覚えるおばはん。

 

なんだなんだ、ずるいじゃないか。

お前らはその感想をどうするんだ。今日見たものに対して得た感情をどうするんだ。

周辺情報をまた調べたくならないのか。もっとあれを見たいこれを見たい、それを知りたいあそこに行きたい、刺激を受けないのか。

 

東京という街には求めなくてもいろいろな文化的な何某が集まってくる。

ああ、ずるいずるい

 

その環境を甘受していることに気づかぬ凡人ども、自分含めああ凡人ども、もっと深く考えろ、自分のものとしてそれぞれの作品を理解しろ、というか理解しようと努めろ、おしゃれな展示を見に行っている自分というだけで満足するな、凡人ども、いいか、東京は恵まれているんだ。

 

文化をポイ捨てするんじゃねぇ。