遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

たらしこんで、モアレ

友人に誘われてデザインウィークに行ってきた。なんとなく響きで面白そう~くらいのノリで行ったら、思った以上に大規模でびっくりした笑

 

tokyodesignweek.jp


有名人の展示というよりも、美大生の展示や大企業のデザインを活かした新技術、若手アーティストの作品販売・展示、などなど。雑多にいろいろ楽しめてよかった。子供が遊べる作品とかもあって、多くのファミリーが楽しんでた。東京の子供たちはこういうところで感性を磨いていくのかしら、とか思った。田舎とは違うねぇ。FUJIFILMは独自の技術を実験調に展示していてわくわくした。大企業はこういう場を積極的に活用すべきだと思う。


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美術館と今回のような展示会で明らかに違うなぁと思ったのは、出し元が一つではない、ということだった。まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだけれど、どの団体も「うちのことを覚えていってね」という感じが強かった。あんなにたくさんの団体が展示をしていて、美大生の展示は「投票」まであるものだから、「自分たちを埋もれさせないで」感が強いというか。


作品のコンセプトはどっかに書いてあればいいのであまり話しかけてほしくない私。作品のコンセプトを説明した上に、まったく同じことが書いてあるポストカードを渡してくる出展者。「シェアしてください!」というコメント。なんだかなーとも感じてしまった。


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主催者と参加者(私)のモチベーションの差が大きかったのだ。まぁ私のようにイベントの概要を知らずになんとなく来ちゃった人がそもそも合ってないのかもしれないけれど、そこの不一致はなにか「そわそわ」させるものがある。作品を楽しむのか、何か別の力が加わってるのか、モチベーションのギャップがあればあるほど「鑑賞」が純粋ではなくなるのかもしれない。


そもそもの予習不足が問題ですが笑
作品自体は面白かった。私の出会い方の問題ね。


パターンのズレから出る縞模様を「モアレ」と言うそうだけれど、今日の私はモアレってた。ということにしておこう。


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宇多田ヒカルの『Fantôme』をようやく買って聴いていたけれど、しみじみしすぎて雨が恋しい笑

 

朝昼晩とがんばる 私たちのエスケープ

 

www.utadahikaru.jp