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ってかさぁ。

この接続詞の続きはたいてい役に立たない。

ここだよワンワン 2万年前でさぁ、旦那

上野でやっていた「ラスコー展」に行った。

特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」

 

2万年も昔にクロマニョン人が洞窟に残した壁画、ラスコー洞穴の壁画のレプリカと、一緒に発掘された遺物、などなどの展示でした。

 

フランスにあるラスコー洞穴は現在は保存のために閉鎖されていて、レプリカのラスコー2がすぐ近くに作られており、そこが公開されているとのこと。今回は1mm単位で再現した洞窟内部の凹凸感、色、そして壁画の美しさを体験できるのだ。

 

とはいえ、「ラスコー展に行きたいんだよね」と周囲の人に言ってみても「ラスコーって何?」と言われる率のあまりの高さに辟易しました。なんてこったい。人類初の壁画・芸術と言えるようなあのラスコーを知らんのかいな。世界史の資料集にいつもだいたい載ってるでしょうが。牛の造形の美しさとかを感じたことがないんかいな。

 

やっぱりみんなもっと歴史を知ったほうがいいですよまったくもう。

 

***

 

そんなこんなで上野の国立科学博物館まで見に行きました。並ばずに入れるけど中はちょっと混んでるかな、という具合。

 

一番の見どころはやはりレプリカですね。洞窟内の凹凸感もそうですが、ときおりブラックライトの照明に変わって、「線刻」という輪郭線が浮かび上がるんですね。とてもきれいでした。

クロマニョン人は線刻と彩色の2つの技法を組み合わせて絵を描いたそうです。どちらも素晴らしい。重なる動物は遠近感がわかるように色合いを変えていたり。寿命も今よりはるかに短くて、洞窟の中なんて真っ暗なところにわざわざなんでこんなにたくさん絵を描いていたんだろうか。それだけでも面白いじゃあないですか。

 

それなのにあの牛の堂々とした姿、馬の群れの疾走感!ね!あと偶蹄類と奇蹄類をちゃんと描き分けてるらしいですよ。観察力すごい。どうしてそこまでして描いたのか。

 

謎の記号とかなぜ描いたのかとか、その辺はまだまだわからないことばかりだそうです。ラスコーが見つかったきっかけが、飼い犬が隙間に落っこちたのを助けに行った少年だった、というエピソードがまた、事実は小説よりも奇なり、という感じ。

 

今回の展示は、フランス政府公認のもと制作され世界巡回している展覧会「LASCAUX INTERNATIONAL EXHIBITION」にいくつか展示品が追加されたものでした。だから展示の構成もフランス製なのか、なんとなくいつもと違うぞ?という感じがしました。どことはうまく言えないんだけど。

 

フランスの哲学者や文化人類学者、芸術家などなどがラスコーについて語るインタビュー動画は切り口がそれぞれで面白かったね。もうちょっとゆっくり聞きたかったけど少し長かったので断念。こういう専門家のインタビューは日本の展示だとあまり見られないかもと思いました。日本でもやればいいのにね。学問のとらえ方の違いか。

 

いまいちふつうな投稿になってしまったが備忘録ということで。