遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

青森旅行一日目の記録~ほぼ移動と準備~

なぜか北へ行きたいなぁと思い、そういえば恐山に行きたいなぁと思い、二泊三日の青森旅行に行ってきた。

 

とはいえ目的はそのくらいしか決まっておらず、だいたいこの辺の日にちのどっかで行くか、くらいのノリ。風邪をひいてたこともあって様子を見つつ、「よしいけるやろ」という朝の様子を見てから出発した。朝軽く食べて荷物をチェックして、スマホで新幹線のチケット購入。新幹線で青森へ向かう。

 

当日の切符は普通に買えた。世間が休日でなかったこともあり、スムーズに。乗車券と指定券合わせて16000円くらい。まぁまぁするけどいいや。2時間半~3時間くらいで青森だ。

 

乗り換え案内を見たら東京駅ではなくてなんと大宮で乗り換えろという。そのほうが早くて安いらしい。仕方なく埼京線で大宮まで行って東北新幹線に乗る。なんだか不思議な気分だ。自分は大宮とは縁がないのに「ここから出発!」感がものすごい。お昼買わなきゃと思いしらすの駅弁買ったら、「横浜の駅弁だよ」的なことが書いてあった。すごく関係なかった。

 

窓側の席をゲットする。そういえば埼京線を待ちながらスマホで宿を探していた(まだ宿取っていなかったのだ)。ググっていたらbooking.comのサイトに行き、なんと青森市内で3700円で泊まれるまあまぁきれいなホテルを発見。その場でポチる。

 

2日目に恐山に行こうと思っていたので、2泊目の宿を新幹線の中で探す。下北半島のほうで泊まるのもいいかなぁーとか思っていたけれど、レンタカーがないと交通の便が不便だ。自分は完全にペーパードライバーなので、公共交通機関で移動したい。3日目は結局新幹線で帰るのだから、同じ青森市内のホテルにもう一泊することにした。

 

さっきスマホで予約したホテルへ、新幹線のデッキで電話する。デッキはうるさくて電話が遠くてたいへん。同じ部屋を連続で取れないといわれて、でも他の部屋空いてるなぁいいやとそのまま予約。よしこれで宿の心配はなくなった。

 

東北新幹線は大宮を抜けてどんどん北へ。岩手を過ぎるとトンネルが増えた。電波がときおり悪い。霧が出てくる。天気はよかったはずだが山は霧がかかるようだった。

 

14:40くらいに新青森に着く。着いてから気づいたが、どうやら町の中心部は青森駅のほうのようで、また電車一駅分乗らないといけなかった。まぁしゃあない。

 

そして青森駅へ。駅を出たらすぐに海。こんなに近いのってくらいに、海、港。少し海風に当たる。青函連絡船へ引かれていたレールの跡を眺め、陸奥湾下北半島の山々を眺める。天気がよくてぼーっとする。

津軽海峡冬景色の碑があった。えんえんフルコーラスで流れていた(オルゴール調とかじゃなくてガチの歌のやつ)。観光客の人がムービー取ってた。

 

港町っていい。海が近くにあるっていい。ぼーっとするにはとてもいい。砂浜のようなウキウキワクワク若者感ではなく、たまにいるカモメや遠くの山や、見えないけれどきっとある北海道のお尻をイメージしながら、海風に当たり続ける、至福すぎるやろ。

 

駅周辺は古くからある駅ビル(なんだか四文字くらいのやつ)、海に近いほうには観光用に整備されたこじゃれたカフェ兼お土産ショップ。リンゴをあしらったおしゃれなロゴ。いいねー。この周辺には3日間毎日来ました。

 

初日は移動で疲れたからいったんホテルへ。行ってみたら二泊目の部屋は同じ部屋で準備してくれていた。いい仕事するやん!(何様

 

部屋で休憩。テレビをつけたら青森朝日放送で「八戸港カッターレース」なるものの中継をやっている。地域の人たちでチームを組んでみんなでこいでタイムを競うような大会だけれど、チームごとに意気込みを言うシーンの素人感と地元のみんなでチーム組んでる感が文化祭のようで、とても見ていてほほえましかった。地方のテレビならでは。NHKが夕方5時台が「放送内容未定」になっていて、主婦が一番見る時間帯なのに!?とちょっと驚き。TBS系列がなかった。

 

夕ご飯は食べログでその場で検索して定食屋さんへ。ホタテと焼き魚の定食、味噌汁は地元ならではの野菜たっぷりなもの。ホタテの刺身はおいしかった。焼き魚はサンマにしたけれど、シーズンでないこともあり、まぁ普通かなという感じ。秋はもっといいかもね。地元ならではのご飯のお供みたいなのもついていたのでよかった。地元の人と、旅の人と、いろんな人が入り混じる、昔からある料理屋さんという感じだった。いいなぁ。

 

ホテルに戻って二日目の計画を立てる。そういえばフロントで朝食券もらってないなと思ったら、一泊目は朝食無しプランだった。よく読んでなかった笑 まぁいいや。

というわけで朝は市場の新鮮な魚をのっけ丼で食べよう、そして恐山に行かねば、さて電車の時間は…。ふむ、電車90分、そこからバスで40分。ほうほう。なかなかですね。

 

市場と恐山で終了だなと思いつつ、日記を書いて寝る。

 

電車の切符も、宿の予約も、旅先のご飯も、観光スポットへのルートも、バスの時刻表も電車の乗り換えも、全部スマホで済んでしまった。ああ便利だな。というか来てから気づくことがけっこう多かった。下調べしなさすぎたかな(新青森青森駅から遠いとか、恐山までけっこう遠いとか、ホテルに朝食ついてなかったとか)。

国内の旅行ならこれくらいの心構えとフットワーク、準備で行けるけれど、海外だとそうはいかない。だって行ったことないもの。もし何度も海外旅行して慣れてきたら、よその国でもその場でスマホで検索してノリで行けるようにもなるのかしら。

 

それもいいな。まだまだだけど。