遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

遠くて近いともだち

ある程度距離がある友人と久々に会うと、意外と深い話ができてしまう。周りに言えない悩み、コンプレックス、数年抱えるわだかまり、苦い思い出。日常的に会う人間関係では話しにくいことが、不思議と軽いトーンで話せてしまう。一方で、普段のコミュニティでそんな話をしたら、次の振る舞いにお互い気を遣ってしまう。だから深い話はなかなかしない。


コミュニティが重ならないのに、あるいは関係性がある程度薄いのに、繋がれるSNSはすごいなぁと思う。自分は、知り合った当時はそんなに深い仲ではなかったのに、SNSで繋がってから付き合いが深くなった友人がいる。自分がSNSに感情を垂れ流しているせいもあるけれど、自分に好奇心を持ってもらえる機会が、対面せずともできている。


そういう友人はいい意味でお互いのバックグラウンドを共有していないので、先入観が無い状態で話せるのだ。長年を過ごした友人ももちろん大切だし、一時期濃い時間を過ごした友人もかけがえのないものだろう。でも「知らない」から気楽という関係性って、大人になると重要だなとも思う。関係性が増えたり濃くなったりするほど、フラットに話せないものだ。肩書きや過去の思い出フィルターが働いて、今の自分をフラットにさらけ出しあうのは難しい。


大人になると、出会ってからの結婚スピードが早いエピソードをよく聞く。最近話題の玄米婚もそうですが、大人になればなるほど、長い知り合いじゃなくてもフラットに話せて楽しい、そういう関係性がすごく心地よくなるのかもしれない。


友達や周りの人に、フィルターかけてないですか?フィルター感じてませんか?意外な繋がりの友人に連絡すると、新鮮でおすすめです。