暁斎は日本の浮世絵界の僥倖?
そういえば、大映自然史博物館よりも「バベルの塔」展よりもっと前に、河鍋暁斎の展示も見ていたんだった。
「これぞ暁斎!」渋谷のbnkamura。
日本ではそんなに知名度がないけれど、フランスの雑誌の表紙を飾ったこともある有名な浮世絵画家。
というか、オールマイティーーー。
序盤に烏の絵が、鴉の絵がたくさんあったんだけれど、こんなにかっこよく鴉を描くことができるのかと驚きました。真っ黒な鴉の眼光が鋭く、躍動感がビリビリ伝わってくる。そんな掛け軸がたくさん。
他にも仏教的な絵や、動物が擬人化した絵、春画など様々。擬人化のナチュラルさはとてつもない。動物なのに人間ぽい、人間ぽいけど動物。頭と体のバランスが計算されているんだろうなぁ。
ああ、やはり展示を見てから日数が経ってしまうとたいしたことが描けない。もう少しマメにメモを残そう。