遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

歴史って面白いのに

ちょっと前までビジネス書とか経済系のTVとかNewsPicksの連載とかばかり見てたのに、最近は教養系の番組とか小説とか博物館とかそっちに興味・関心が引き戻されています。はて。

 

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先日『この世界の片隅に』を見ました。とても素敵な映画でした。戦争を扱う作品はたくさんあるけれど、『はだしのゲン』とも『火垂るの墓』とも違う、普通の日常を切り取った作品でした。悲惨さが無いわけではない。「感動ポルノ」という言葉が夏の時期に話題になりましたが、戦争もののコンテンツにもそれは当てはまるのかも。そうでない、フラットなとらえ方のできる映画でした。クラウドファンディングの協力者の名前が出る演出もよかった。これからこういう映画が増えるんだろうか。


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金曜日に『風の谷のナウシカ』がやっていて、家に帰ったらちょうどラスト30分のところ。そこから見ていたらなんかもうボロボロ泣いてしまって、自分にびっくり。子供のころは何回見ても一切泣かなかったのになー。大人になったということなんでしょうか。


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子供のころにクレヨンしんちゃんの映画を母と見に行ってすごく楽しかったのに、終わってから「お母さん途中で寝ちゃったワ」と言われて「大人はなんて奴らなんだ」と思った思い出。だけど先日姪っ子とボリショイサーカスを見に行ったら、自分が途中で爆睡。サーカスで寝れるのか、大人は。


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子供の無邪気さ・ワクワクと引き換えに、少し難しいお話を楽しめるようになったと、ポジティブに受け止めましょう。「ナウシカ」はどっちでも楽しめるということなんだろう。ジブリすごい。


先月やってたNHKのドラマ『東京裁判』。全部は見れなかったけど、海外との合作かつ裁判の映像と演技を織り交ぜた見応えのあるものでした。子供にはつまらなかろう。

www6.nhk.or.jp

フライデーナイトにラーメン食ってる奴はゾンビにはならない

"23 Haunted now the time" の意味がわからなくてググってしまったけれど、「ホーンテッドマンション」ってゲームあったな、と思えばすぐにわかったろうに。歌詞にゲームタイトルが出てくる歌で、ゲームで語彙を感じれたことにちょっと嬉しみ。

 

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遠藤周作『沈黙』の映画化が気になっています。大学受験に失敗した高3のとき、合格発表後(というか不合格発表後)の宙ぶらりんの3月に本をいくつか読んで。図書館でぼろっちいけど気になった本が『沈黙』でした。文庫版だけど表紙がかっこよかった。あと遠藤周作って聞いたことあるな、くらい。


…と思ってHPの予告編みたけど、これ辛すぎて本編見れない。無理だ。つらい。辛い。

chinmoku.jp

 

もう読んだのはだいぶ前になるのに、壮絶なキリシタン弾圧、宣教師の苦悩、農民の貧しさ、細かい表現は覚えてないけど、イメージ・風景が残っているの、印象に。小説はそこそこ読んできたけど、かなり破壊力のある作品でした。文庫版の表紙、真っ暗な雲間から差す光明は、読了後にじっくり見るとくるものがあります。

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「ただ一人の神」という概念がなかった、そんな貧しく学のない農民たちが、どうしてキリスト教を受け入れていったのか。ただありがたい存在だからじゃないのよ。現代では考えられないほどつらかった農民の暮らしから見えてくる。


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豊かな我々は沈黙もできないし、ゾンビにもなれないね。
ますますうるさくなっていく。

 

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ザイト ウム シュルンゲン、ミリオーネン!

年末と言えばベートーベンの第九ですが、うちの親父さんも合唱団に入ってまして、年末はよく歌っております。フロイデ!


合唱団のコンサートを見に行った母は写真を撮り忘れたそうで、プログラムにある父の名前の写真を私に送ってきました。おい、文字列。


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@hironobutnkというtwitterがありまして、「田中泰延」という広告関係の人らしく糸井さんがRTしてたり面白いぞ、と思ってフォローしたのですが。なんとそのアカウントは複数人で運営しているそうです。思いっきり一人だと思ってたーーー。プロフィール画像誰やねーん。そういうやり方ありなのね、中の人いっぱい。面白い。


いつだったか「広告業界用語で鶴の恩返しを書いてみた」とかが業界界隈でバズりましたが、それもこのアカウントらへん発信だったようです。『街角のクリエイティブ』ってサイトね。


そんなこんなでtwitterチェックしていたら、第九の面白い記事見つけたので皆さまもぜひ。あの歓喜の歌の大阪弁訳が見れるぞ!笑

www.machikado-creative.jp

 

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個人的に、あと黒柳徹子Instagramもとても素敵でチェックしています。

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おしゃれで、文化人で、教養にあふれていて、毎日エンジョイしてる感じがすごい。30年後くらいにNHKの朝ドラで黒柳徹子やるわ、絶対。『トットちゃん』とかでやるわ。こんなおばあさんになりたい。

 

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なんだかんだTwitterのほうが情報収集まだ使ってるなー。
この第九の記事もそうですが、趣味や好きなものとかをちゃんと語れるということは大事だよね。そういう人とお酒飲んだらきっと楽しい。

あまりものリレー・自炊しりとり

おいしいお醤油をもらったので、久々に「自炊をしよう」と思い立って、ピーマンの肉詰めを作った。一人暮らしだからどうやっても野菜が余ってしまって、ひき肉と玉ねぎと卵が残ってしまった。

 

ここから「あまりものリレー」が始まったのである。

 

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ひき肉、玉ねぎ、卵

→オムライスを作ろう!そして、にんじん・玉ねぎが余る。

 

にんじん・玉ねぎ

→肉じゃがを作ろう!そして、野菜、使い切る。肉じゃがが残る。

 

緑の野菜が欲しい、そして今日は残った肉じゃがを食べよう、主菜は魚だ!

→小松菜のお浸しをつくる、鮭を焼く、肉じゃがを食べる。そして小松菜・鮭・肉じゃが余る。

 

小松菜はすべて茹でてしまったので、野菜炒めとかにしちゃってもいいかな。肉じゃががいつまでもつのか…あと冷凍した牛肉、冷凍した鮭が冷凍庫に。

 

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一人暮らしで自炊を続けるコツは、「おかずが余るのは仕方ない、だから翌日に違うおかずを用意する」ということなのかと思いました。テーブルにお皿が増えるだけでテンション上がる。栄養しっかり取ってる気がする(あくまで気持ち)。おかず一つであれば、仕事から帰ってきてからでも作れる。無理に凝ったものを作ろうとせずに、自分のできる範囲でよいのだと認めることですね。

 

自炊をしているだけで「自分生活のクオリティ上がってんじゃん!」とうれしい気持ちになります。

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砂場から宇宙に行ける」って、表現としても夢としてもいいよね

新宿末廣亭でやっている、500円で落語が聞ける「深夜寄席」に行こうと思っていたけれど、夕方からわざわざ準備して出かける、それも一人で、というのが面倒になって結局行かないでしまった。明るいうちに出掛けるが吉。

 

新宿末廣亭

 

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最近母からしょっちゅうLINEで画像が送られてくるのですが、画像のチョイスが私と同じすぎて引きます。チョイスというかセンスというか。旅行に行った母が「旅館に着きました」というLINEを送ってきたのですが、ついてた画像が「御殿場エリアのゴルフ場案内の看板」。「富士平原G・C(ゴルフクラブ)」「富士国際G・C」「富士グリーンヒルG・C」ってとにかく富士らへんのエリアに着いたことは痛いほどわかったから、旅館に着いたんならお部屋の写真でも送んなさいよ。明らかに車の助手席からとりあえず撮った画像でしょうが。


そんなユニークな母が大好きです←


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前に行ったイベントでお薦めされて買った『生命を捉えなおす』という本を読んでいます。

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科学というか哲学というかそんな感じのムズカシメな本ですが、文系人間の私が「理系科目勉強したい!」となる独特な面白さがあります(まだ全然読み終わってないけど)。エネルギーとエントロピーみたいな話を、「火事だ!」と叫んだ人とその周りの同調する人々の動き、みたいに社会に例えていたりするので、著者のおじさまはきっとウィットに富んだ素敵なジェントルマンだったんだろうなと思いました。


安定構造を取ろうとするか、変化を求めるかというエネルギーの構造を、「独身者は結婚したいと言うし、既婚者は自由が欲しいと言いますよね、それと同じです」という感じ。たとえ話のセンスたるや!!


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先々週あたりはその影響か突然数学の「順列と組み合わせ」がやりたくなって問題集を引っ張り出して解いてみました。明らかに昔より解けました(なぜ)。あの頃は授業のスピードについていくので必死で、意味も分からず公式を覚えて何がどうなってるかわからんままやってたからできなかったのか、とウン年ほど経って思うそんな夜…でも赤玉2個と白玉1個と青玉6個で首飾りを作ったときの並べ方のパターンとか言って、そもそもそれ首飾りほどの長さがあるんかいなとか思う…


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夢の中で嘔吐したって、楽しくて幸せよ、私。

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時間が解決する、というのは振り返ったらわかる話

読書をしようと思うにも、一番集中できるのが電車の中になってきた気がする、そんな今日この頃です。

 

ちょっと汚い話ですが、夢の中で嘔吐をしました。

あまりにもリアルでびっくりしました。するシチュエーションも、リアルだった。数年前の自分なんだけれど、いまだに整理しきれていないじゅくじゅくとした思い出が渦巻いているあの頃を、そのままにしたような感じでした。

 

二日酔いとか、風邪で体調が悪いとかではなく、緊張やプレッシャー、その場にいることがつらいという感覚そのままが嘔吐に出てしまった、というのが、まさか夢の中でやってしまうとは。けっこう平和にここのところ生きているのにどうしてしまったんでしょう。

 

何かを解決するときに話し合いがすべてではなく、時が解決してくれる、というのもあります。ただ、けっこうその「時が経つ」のを待つのがつらいのよね。

 

標準ってどこ?

自分はネガティブな人なので、やりすぎるくらいにポジティブになろうと心がけていました。つい最近はずっとそんな感じでした。ポジティブになるために簡単なことは、「私天才だから」「やっぱ私頭いいわぁ」とか言葉にすること。それをやっていたら本当に「私天才だわ」「やっぱ私頭いいわぁ」という気持ちになってきて、根拠のない自信がわいてくる。不思議ですね。

 

お世話になった人生の先輩に久々に会って、そんな感じのことを話した。私がネガティブで根が真面目なことを知っていて、けっこう褒めてくれる人だったけど、今日の私を見て「落ち込むけど調子乗るから、我々」と言われまして。

 

うーん、おっしゃる通り。

最後に「我々」とつけてくれた優しさね。笑

 

気を付けようと思いました。

ここ最近偉そうになっていたし、「どうせ、●●じゃんか」みたいな思考パターンもちょこちょこ発生していた気もする。

 

謙虚さを忘れずに。

自信と謙虚のバランスが難しい。