遠浅の好奇心

海・湖などで、岸から遠く沖の方まで水が浅いこと。そういう所。

土木がアツい!!!!!くるぞ土木!!!!!

土木展いってきました。

www.2121designsight.jp

 

全然マニアックじゃなかったです。なんならファミリー向け。とても楽しかった。検索するとレポートブログいっぱい出てくるのでぜひ。写真OKだったので雰囲気わかります。9/25まででもうすぐ終わっちゃうけどぜひ行っていただきたい。

 

ガテン系の仕事風景をかっこよく撮った写真とか、青函トンネルよりも長いスイスのトンネルが開通したときの動画とか、映像作品からインスタレーションまでさまざま。「都市の土台を作っている」という意味での「土木」であって、ヲタ的なことは無い展示でした。自分の生活に結びついているから「ああ、あそこのことか」と思い浮かぶし、だからこそ別の見方をすることができます。土木オーケストラはよかったなぁ。曲名「DOBOLERO」笑


日本ダムカレー協会が世界観シュールすぎて大好きです。インタビュー動画を日本語でやったあとに英語版を当たり前のようにやるっていうw


私が愛用しているテトぐるみもまさかのグッズとして買えます。ぜひ。あれが六本木で買えるなんて…!

tetogurumi.seesaa.net


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あああ、暇な学生のときにもっと美術館とか博物館とか行っておけばよかった。


そして土木展行ったあとにこのサイト見るとくそ楽しい。

バイコヌール火力発電所Tシャツ」とかマニアックすぎるwww

マニアパレル|maniapparel

方向音痴にさせられる

新宿駅は商業施設がくっつきすぎている。ルミネ1、ルミネ2、小田急百貨店京王百貨店、NeWoman、高島屋、ミロード、ハルク、、、

 

え?


駅にいたはずなんですが、気づけば何かに入店していたり、案内表示に従っているはずが、屋内が複雑すぎて気づけば違う方向に進んでいて全く逆の出口に出ていたり、もうなんなん


え?


これは私が方向音痴なのではなく、新宿駅ダンジョン並みに複雑なことが問題である。セーブポイント用意しとけゴルァ。南口と新南口サザンテラス口って何。全部南だろうが。そして道路渡った先にあるバスタ新宿になんでJRの改札があるんや。どんな構造しとるんや。


え?


駅に商業施設をくっつけるのは利便性からいうととてもわかるんだけれど、「ここから先は駅じゃないです」「ここから先は買い物スペースです」みたいな認識がしにくいのが無性に腹が立ちます。「通り抜け」できそうに見えて、させてくれないし(個人的な意見である、一応)。


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いろいろくっつけてしまったうちに、細胞分裂したみたいに建物がごたごたしているのはあまり楽しくないです。どこかに行きたいのに、構造が複雑すぎて「行かされてしまう」感が納得いかない。同じごちゃごちゃ感でも下北沢駅とか渋谷駅のほうがまだ好き。下北は駅の構造が毎週変わるくらいにめちゃくちゃ工事してますが笑、地上の街のイメージが沸くというか。渋谷も「これ渡ったらヒカリエね」みたいな「エリアを移動してます」演出があるじゃないですか(狙ったものではなく、渋谷は駅付近が狭いから商業施設を少し離れたところに作らざるを得ないという仕方なさはあるが)。歩いていて「どっちに向かっている」ということをわからなくさせる空間というのは、あまりいいものじゃないように感じます。(まぁ渋谷のほうが慣れてるからわかるっていうのはあるけど)

 

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そんな無機質な駅の壁面に「言葉に頼りすぎると退屈な女になっていく」というポスターがでかでかと貼られいて。「むしろこの新宿駅付近の状態こそが、ことばに頼りすぎた結果じゃないの」とか少し憮然としながら、田舎の国道よりも広い新宿の歩道を歩いていた。

青森旅行二日目の半分の記録~のっけ丼から恐山入口~

一日目の続きです。

 

habitaso.hatenablog.com

 

なぜだか5時くらいに目覚めて、「まだ大丈夫」と二度寝する。6時半ごろにもぞもぞと起きる。

 

昨日決めたとおりに朝の市場へ。世の中は月曜日だから早めの出勤の人たち。曇天に肌寒さ。商店街が寂しげに見える。大通りの一本裏側の通りに出ると、少しこじゃれたカフェや古くからあるお店がちらほら。どの町でも「一本裏側」というのはワンダーな感じ。朝早すぎてカフェなんか空いておらず、昼間の様子を夢想するのみ。

 

7:20ごろに古川市場。のっけ丼にチャレンジ。

古川市場のっけ丼

 

小食ゆえに半分のコース。500円で券を5枚。味噌汁や刺身と引き換えて、自分のどんぶりご飯にどんどんのっけていく。でもいい刺身には「券2枚」なんてのもあって、味噌汁ももらったらすぐ終わってしまった。サーモン、まぐろ、卵焼き、味噌汁、終了。

 

でもボリュームはちょうどよかった。昼間とかに1000円コースでのっけまくるのもよかったろうなぁ。サーモンもまぐろもとてもおいしかったけれど、卵焼きの美味こってりがたまらなかった。

 

休憩スペースの窓際になぜかブルース・リーのガチャガチャフィギュアが並んでいたのがシュールだった。出張で来たのか、作業着のつなぎで今から仕事感ぷんぷんでのっけ丼楽しんでいる人たちも。いい出張だなぁ。

 

恐山に行くにはまだ時間が余ってしまって、市場を一周。7時半すぎからどんどん魚が運び込まれていて、もう少し遅くくればよかったと後悔。まぁいいか。ぴくぴく動く貝から目を離せず。市場のおばちゃんが一番なまっていた。たまに異国のことば。

 

まだ8時すぎなもんでどこも開いておらず、仕方なくスタバへ。さすがスタバ。といっても客は私含め2人ほど。だがしかし喫緊の課題として「トイレに行きたい」問題。そう、そして「きれいなトイレに行きたい」問題。

 

9時にa-factoryという駅前のおしゃれ施設がオープンすることに気づき、まさかのトイレのためにそこへ行く。申し訳なさすぎてお土産を眺めるものの、恐山に行くのに荷物は増やしたくなく「明日ちゃんと買うから!」と心の中で叫んで電車へ。本当にすみませんでした。

 

青い森鉄道青森駅から野辺地駅へ。少し日が差してきた。陸奥湾沿いをガタゴト進む。曇りのせいでなにも見えない。と思っていたら下北半島が見えてくる。海沿いはやはり天気がすぐに変わるのだろうか。

 

野辺地駅は寂しい雰囲気。JR大湊線に乗り換える。「日本初の防雪林」とでかでかと書いてあって、「防雪林」という概念ができる前から「防雪林」はあったんじゃないかと思うと、果たして本当に「日本初」なんだろうかと思う。

 

大湊線下北半島を北上。途中で観光客のおばさま方が大量に乗り込む。どうしておばさまというのはあんなにも元気なんだろうか。ずーっと喋っていた。また陸奥湾がキレイで。スマホでパシャパシャ。にしても眠くなってきてうとうと。そうよ、だって90分も電車に乗るのだから。

 

ようやく下北駅へ。本州にあるJRの駅で最北端らしい。着いてから知ったが鉄ヲタに怒られるだろうか。「ようこそ下北へ」の前でパシャり。その後「ここはむつ市」にズームアウトしてパシャり。アルバムの並びは決定である。

 

下北交通のバスで恐山へ。約40分と言いつつ20分くらいだったろうか。

市街地はまだいいが、山道に入ってから笑えてきてしまった。上り下りの急こう配をぐいぐいと、いろは坂なんか目じゃないってくらいのヘアピンカーブを普通の公共バスがぐいーんとかましていく、霧の中。若干行き先見えない中で通常運転すぎてなんだか一人で噴き出してしまった。脳内で合唱曲の『親知らず子知らず』が流れていた。

 

おいおい、と思っていたら急に風景が開ける。びっくるするくらいに開ける。恐山地域の中心地たる湖が現れた。曇りと霧で、外輪山が一直線に並ぶ。本当に異世界に来たようだった。

 

長くなって疲れたから続きはまたあとで書こう。

文化・教養を試食するひとたち

東京はずるい。文化があふれて情報があふれて、いくらでも手を伸ばして足を伸ばせばすぐに触れることができて、そして忘れることができてしまう。

 

なんだ、情報のポイ捨て野郎ども。

 

博物館の中で自撮りするカップル。

目当ての展示(インスタレーション)以外には全く興味がなく恋バナを続ける女子学生の団体。

並ぶということに満足感を覚えるおばはん。

 

なんだなんだ、ずるいじゃないか。

お前らはその感想をどうするんだ。今日見たものに対して得た感情をどうするんだ。

周辺情報をまた調べたくならないのか。もっとあれを見たいこれを見たい、それを知りたいあそこに行きたい、刺激を受けないのか。

 

東京という街には求めなくてもいろいろな文化的な何某が集まってくる。

ああ、ずるいずるい

 

その環境を甘受していることに気づかぬ凡人ども、自分含めああ凡人ども、もっと深く考えろ、自分のものとしてそれぞれの作品を理解しろ、というか理解しようと努めろ、おしゃれな展示を見に行っている自分というだけで満足するな、凡人ども、いいか、東京は恵まれているんだ。

 

文化をポイ捨てするんじゃねぇ。

青森旅行一日目の記録~ほぼ移動と準備~

なぜか北へ行きたいなぁと思い、そういえば恐山に行きたいなぁと思い、二泊三日の青森旅行に行ってきた。

 

とはいえ目的はそのくらいしか決まっておらず、だいたいこの辺の日にちのどっかで行くか、くらいのノリ。風邪をひいてたこともあって様子を見つつ、「よしいけるやろ」という朝の様子を見てから出発した。朝軽く食べて荷物をチェックして、スマホで新幹線のチケット購入。新幹線で青森へ向かう。

 

当日の切符は普通に買えた。世間が休日でなかったこともあり、スムーズに。乗車券と指定券合わせて16000円くらい。まぁまぁするけどいいや。2時間半~3時間くらいで青森だ。

 

乗り換え案内を見たら東京駅ではなくてなんと大宮で乗り換えろという。そのほうが早くて安いらしい。仕方なく埼京線で大宮まで行って東北新幹線に乗る。なんだか不思議な気分だ。自分は大宮とは縁がないのに「ここから出発!」感がものすごい。お昼買わなきゃと思いしらすの駅弁買ったら、「横浜の駅弁だよ」的なことが書いてあった。すごく関係なかった。

 

窓側の席をゲットする。そういえば埼京線を待ちながらスマホで宿を探していた(まだ宿取っていなかったのだ)。ググっていたらbooking.comのサイトに行き、なんと青森市内で3700円で泊まれるまあまぁきれいなホテルを発見。その場でポチる。

 

2日目に恐山に行こうと思っていたので、2泊目の宿を新幹線の中で探す。下北半島のほうで泊まるのもいいかなぁーとか思っていたけれど、レンタカーがないと交通の便が不便だ。自分は完全にペーパードライバーなので、公共交通機関で移動したい。3日目は結局新幹線で帰るのだから、同じ青森市内のホテルにもう一泊することにした。

 

さっきスマホで予約したホテルへ、新幹線のデッキで電話する。デッキはうるさくて電話が遠くてたいへん。同じ部屋を連続で取れないといわれて、でも他の部屋空いてるなぁいいやとそのまま予約。よしこれで宿の心配はなくなった。

 

東北新幹線は大宮を抜けてどんどん北へ。岩手を過ぎるとトンネルが増えた。電波がときおり悪い。霧が出てくる。天気はよかったはずだが山は霧がかかるようだった。

 

14:40くらいに新青森に着く。着いてから気づいたが、どうやら町の中心部は青森駅のほうのようで、また電車一駅分乗らないといけなかった。まぁしゃあない。

 

そして青森駅へ。駅を出たらすぐに海。こんなに近いのってくらいに、海、港。少し海風に当たる。青函連絡船へ引かれていたレールの跡を眺め、陸奥湾下北半島の山々を眺める。天気がよくてぼーっとする。

津軽海峡冬景色の碑があった。えんえんフルコーラスで流れていた(オルゴール調とかじゃなくてガチの歌のやつ)。観光客の人がムービー取ってた。

 

港町っていい。海が近くにあるっていい。ぼーっとするにはとてもいい。砂浜のようなウキウキワクワク若者感ではなく、たまにいるカモメや遠くの山や、見えないけれどきっとある北海道のお尻をイメージしながら、海風に当たり続ける、至福すぎるやろ。

 

駅周辺は古くからある駅ビル(なんだか四文字くらいのやつ)、海に近いほうには観光用に整備されたこじゃれたカフェ兼お土産ショップ。リンゴをあしらったおしゃれなロゴ。いいねー。この周辺には3日間毎日来ました。

 

初日は移動で疲れたからいったんホテルへ。行ってみたら二泊目の部屋は同じ部屋で準備してくれていた。いい仕事するやん!(何様

 

部屋で休憩。テレビをつけたら青森朝日放送で「八戸港カッターレース」なるものの中継をやっている。地域の人たちでチームを組んでみんなでこいでタイムを競うような大会だけれど、チームごとに意気込みを言うシーンの素人感と地元のみんなでチーム組んでる感が文化祭のようで、とても見ていてほほえましかった。地方のテレビならでは。NHKが夕方5時台が「放送内容未定」になっていて、主婦が一番見る時間帯なのに!?とちょっと驚き。TBS系列がなかった。

 

夕ご飯は食べログでその場で検索して定食屋さんへ。ホタテと焼き魚の定食、味噌汁は地元ならではの野菜たっぷりなもの。ホタテの刺身はおいしかった。焼き魚はサンマにしたけれど、シーズンでないこともあり、まぁ普通かなという感じ。秋はもっといいかもね。地元ならではのご飯のお供みたいなのもついていたのでよかった。地元の人と、旅の人と、いろんな人が入り混じる、昔からある料理屋さんという感じだった。いいなぁ。

 

ホテルに戻って二日目の計画を立てる。そういえばフロントで朝食券もらってないなと思ったら、一泊目は朝食無しプランだった。よく読んでなかった笑 まぁいいや。

というわけで朝は市場の新鮮な魚をのっけ丼で食べよう、そして恐山に行かねば、さて電車の時間は…。ふむ、電車90分、そこからバスで40分。ほうほう。なかなかですね。

 

市場と恐山で終了だなと思いつつ、日記を書いて寝る。

 

電車の切符も、宿の予約も、旅先のご飯も、観光スポットへのルートも、バスの時刻表も電車の乗り換えも、全部スマホで済んでしまった。ああ便利だな。というか来てから気づくことがけっこう多かった。下調べしなさすぎたかな(新青森青森駅から遠いとか、恐山までけっこう遠いとか、ホテルに朝食ついてなかったとか)。

国内の旅行ならこれくらいの心構えとフットワーク、準備で行けるけれど、海外だとそうはいかない。だって行ったことないもの。もし何度も海外旅行して慣れてきたら、よその国でもその場でスマホで検索してノリで行けるようにもなるのかしら。

 

それもいいな。まだまだだけど。

車のCMで使われる洋楽にはなぜか惹かれる

というのは逆で、惹かれる曲だからCMに使われるのでした。QUEENしかり。

 

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「自分が頑張っているか」の基準をつくることが難しいなぁと思う。それは別に誰かに決められるものでもないし、わざわざ作るものでもないのかもしれない。でも自分は「あー今日はめっちゃ頑張ったわあ」とか思っても、それはもしかしてそう思いたいだけで実はさぼっているんじゃないかとか疑ってしまっていて、自分の中に客観的な基準が欲しいという矛盾した状況に陥っています。


ずぶずぶ!あほか!

 

その場その場の感情で生きていけばいいじゃない~


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最近「モーセの奇跡ポーチ」が欲しくてたまらなくてページを開きまくっていたら、アドテクで強烈にターゲッティングされてます。そもそもFacebookの広告に出てきたから、私のシュール成分をどこでキャッチしたのかと…!

info.felissimo.co.jp

 

案外みんなモーセとかバベルの塔とかノアの方舟のあらすじを知らないのだと知って、後輩に千代田線の中で旧約聖書について語るという十分怪しい人になっていました。ごめん。


でもバベルの塔とかすごいと思うんですよ。言語の違いがなぜ存在するのか?ということを神様の存在で理屈を通してしまうという、この「こじつけ力」!見習いたいものです。神話面白いのでみなさんもぜひ。多神教の国(日本とかギリシャとか)は特に面白いです。人間(神?)関係がめちゃくちゃ。『鬼灯の冷徹』って漫画はシニカルでわかりやすくておすすめ。

 

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さいきんまわりで幸せなお話しがあふれていて、うれしゅうございます。

 

www.youtube.com

友人の結婚式を眺めながら、大学入学から●年も経っていたことに戦慄した

雨の土曜日からぎりぎり曇りの日曜日にかけて軽井沢に行ってきました。大学の友達の結婚式で、天気が本当に心配だったけれど奇跡的に大丈夫でした。みんなの祈りか。すごい。
 
数年前の別の友人の結婚式では、みんなして花嫁入場の瞬間に涙が滝のように「ばばばー」っと出てきていたのに、今回はしみじみ「よかったなぁ…」という感じで参加してきました。ウォータープルーフのマスカラをしてたけど普通のマスカラでも大丈夫だった。
 
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感動の度合いが違うというのではない。大学時代も卒業後も仲良くしていたメンバーで、本当によかったなぁと思うし、あふれる幸せのおすそ分けがうれしくってたまらない。
 
ああ、自分の環境が変わったからだなぁと気づいた。就職間もないころはまだ学生の延長みたいなもので、「ああ花嫁!きれい!うああ!」という感じで若干自分から遠いものに感じていたけれど、今は周りに結婚の話題も多いし、仕事と家庭の両立の話も聞くし、今年で××歳になると思うと出産とか自分はどうするんだろうとかも思うし、自分の中で結婚が特別視されなくなったのだと気づいた。
 
いわゆる「女子会」トークのようなものも女性の人生という現実じみた話題が多くなってきて、そういう年頃になったんだなぁと。別にそれは悲しいことではないし、それを悲しんでしまっては人生をあきらめてつまらなくしてしまうようにも思うから、前向きに考えたいなと思いました。結婚の予定ないけど笑